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花の舞で使う山田錦をすべて生産する契約農家の活動を報告する

静岡山田錦研究会 活動レポート27<2007年度>


 花の舞の地元遠州地方(静岡県西部地区)で山田錦を栽培する花の舞の契約農家「静岡山田錦研究会」は今年は56名で活動します。作付け面積の合計は約81ヘクタール。目標反収7俵。タンパク質含有量7.0%以下。予想収穫量は約5000俵。
「静岡山田錦研究会」の結成は平成9年(1997)、以来高レベルで均一という質の向上を果たし、その後、量も確保してきました。そして、今年の主目標は反収7俵。果たして目標達成なるか、この一年の活動をレポートします。

  < 田植えを前に「苗持ち寄り研修会」を開催。山田錦らしい力強い苗が揃う。 >  


持ち込まれた会員の苗


あいさつする鈴木会長(左から2番目)
と土田製造部長


苗の計測風景


苗の計測風景


事務局の斎藤[中央)がすべての数値を記録します。


苗を観察する
花の舞の青木製造課長(右)


苗を見比べる会員


選ばれた苗を見比べる会員


懇親会で話す鈴木会長(右)と
土田製造部長(中央)青木製造課長(左)


懇親会風景

全員の苗をチェックして田植え日を決める
 平成19年5月31日、静岡山田錦研究会の「苗持ち寄り研修会」が花の舞酒造(株)で行われました。これは研究会が毎年この時期に行っている定例の活動で、会員が自分の育てた苗を一箱ずつ持ち寄って、その成長具合をチェックし、適切な田植え日を決めるというものです。
 当日の午前中はいい天気だったものの、午後になると急変し、2時頃にはバケツをひっくりかえしたような雨降りとなりましたが、研修会が始まる4時前になると天気も回復し、会員が続々と集まってきました。
本年度の会員は去年より増えて56名。そのほとんどが参加しましたが、参加できない人は担当のJA職員が苗を持ち込むなどで、全員の苗が揃いました。

 研究会事務局の花の舞斎藤の進行で研修会は始まり、まず、静岡山田錦研究会の鈴木良紀会長が「山田錦の田植えの時期が迫ってきました。今日は苗のチェックをして予定日などをアドバイスするので、それをもとに各自田植え日を決めてください」とあいさつ。
続いて、花の舞の土田製造部長があいさつし、「5月末で今年の酒づくりが終わったところですが、また、今日から酒づくりが始まります。米づくりと酒づくりは一体ですから。
酒づくりの方は若手が育っているので彼らに任せていますが、米に関してはこれからもみなさんといっしょに田んぼを回って関わっていきたいと思います」と語りました。

苗のチェックの方法は、中央に置かれたテーブルに順番に一ずつ苗箱を乗せ、その苗を育てた会員にここまでの状況を聞きながら、研究会の役員が①床土資材名・②播種日・③播種量の確認、④草丈・⑤2葉までの長さの計測、⑥葉齢・⑦根張りの確認を行います。そして、それらを勘案して適切な田植え日を決めます。
会員は毎年、1年間の山田錦栽培の管理記録をつけています。それをこの日、苗といっしょに提出すると記録する役員の手間も省けることになりますし、本人がいなくても記録さえつけていれば適切な田植え日を決定することができます。

 今年はチェックもスムーズに進み56人分の苗の確認作業は約1時間半で終了しました。最後にJA職員が優秀な苗を数点選出。鈴木会長がその中から長谷川和義さんの苗をもっとも優れた苗として選び、「伸び過ぎず山田錦らしい形をしています。他の数点も触るとバサバサと力強い苗になっている。これらをよく見て来年の目標としてください」と講評しました。

田植えのタイミングは葉齢で判断。浅植えを実行
 この後は花の舞の座敷に場所を移し、懇親会となりました。
まずは、今年花の舞が全国新酒鑑評会に出品した大吟醸で乾杯。もちろんこの酒の原料である山田錦は研究会のメンバーが生産したもので、この酒をつくった青木製造課長が「口に含むと香りがふくらみます。それを堪能してください」とあいさつしました。

 研究会の山田錦の収穫量は年々増え、去年は3800俵を花の舞に収めました。今年はさらに増えることが確実視されていますが、それについて土田製造部長は、「高い米なので、花の舞としても戦略に基づいてどれくらい山田錦を使うのか決定していくことになります。この4月にちょびっと乾杯という山田錦を使った低アルコールの発泡清酒を発売しました。こうした、山田錦を使った新しい商品を開発していくことも一つの方法です。いずれにしても、共存共栄していくという方針に変わりはありませんのでこれからもよろしくお願いします」と語りました。

 鈴木会長は目前に迫った田植えに関して発言、「苗から4番目の針のような芽が出始める頃、葉齢で表すと3.1から3.3くらいが一番活着しやすい。その時期を逃さないよう、根の張り具合を見ながら判断してほしい」と述べ、また、植える深さに関しては、浅植えにするよう指示、「深植えにすると後の生育に響く、しろかきをしてすぐに植えるのではなく、土が落ち着いてから植えること。そして、ゆっくり植えるように。そうすれば、いい結果が出るはずです」と指導しました。
この後、しばらく歓談が続き、今回の研修会は終了しました。

研究会の次回の活動としては、7月6日に今年最初の圃場(田んぼ)の巡回が行われる予定です。次回も「静岡山田錦研究会レポート」をご覧ください。

 
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