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静岡山田錦研究会 活動レポート19<2006年度>


  < 刈り取り前のすべての圃場を巡回。花の舞土田杜氏によって評価される。>  


鈴木会長の圃場(浜松市都田町)。手前に評価のための用紙が立てられている。



稲の生育状況を見る鈴木会長(手前右)永谷顧問(手前左)。


会員の圃場を杜氏が評価する
9月25日、26日の両日、静岡山田錦研究会の今年最後の圃場巡回が行われました。これは、刈り取り前の全会員の全部の圃場(田んぼ)を花の舞の土田杜氏が視察し、A・B・Cの3ランクで評価をするものです。
杜氏による圃場の評価は、「生産者として杜氏がほんとうに酒をつくりたいと思うような山田錦をつくらなくてはいけない」との研究会の考えから、平成13年より実施されており、今年で6回目となります。

400枚の圃場を2日がかりで巡回
会員の圃場は湖西市から浜松市、磐田市、森町にわたり約400枚あり、しかも、同じ会員でも圃場があちこちに分散しているケースが多いため、巡回は朝の7時から夕方まで、2日間をかけて行われました。巡回には土田杜氏をはじめ、研究会の鈴木会長、乗松相談役、山口県から駆けつけた永谷顧問、役員、花の舞蔵人ら13名が参加。それぞれの会員は自分の圃場で待ち受けました。
会員の圃場には杜氏がスムーズに評価できるよう目印も兼ねて、氏名、圃場の番号、面積等が記入された用紙が事前に立てられており、杜氏の評価が終了するとその用紙を回収するというやり方で進められました。


圃場を評価する土田杜氏。



圃場を評価する土田杜氏。


鮮やかな緑色がいい稲の目安
土田杜氏にどのように圃場を評価しているのか聞くと、「稲の一つ、ひとつを見るのではなく、わあ、きれいだな、というように田んぼ全体の様子で判断します」とのこと。今年で6回目の評価ということで、杜氏は自信を持っててきぱきと判断していきますが、それでも、この杜氏による圃場評価を始めた頃は「自分がいい加減な評価をして、農家のみなさんに迷惑をかけたらどうしようと、相当プレッシャーを感じた」と言います。
一方、研究会の鈴木会長は「生産者としては刈り取り前に見られるのはプレッシャーですが、いい評価をしてもらいたいから、毎年それを励みに仕事に精を出しています」と言います。さらに、「酒をつくる人が自分の目で米づくりを確認するのは大事なことだと思います」とも話してくれました。
それではこの時期、どんな稲がいいのでしょうか。「米の品質は稲の葉に現れます。目に映る鮮やかさがひじょうに大切なのです」と乗松相談役は言います。いわゆる黄金色(こがねいろ)になっていればいいのでしょうか。「緑色が多少濃くても、うんと鮮やかであれば一週間後にはいい米になる。色が黄色く抜けていても、くすんでいたらダメな方向に行く」とのことで、9月下旬としては、ひじょうに鮮やかな緑色がベストのようです。


400枚の圃場を2日がかりで巡回する。


今年の山田錦も期待できそう
研究会では21の代表圃場を決め、毎年7月、8月、そして、9月に巡回して稲の成長を調査しています。今回もその代表圃場でタンパク含量確認の目安となり、刈り取りのタイミングをはかるために必要な止葉(とめは)と呼ばれる茎の一番上の葉の色の測定、そして、活葉枚数(緑の生きている葉の数)の確認も行われました。
また、会員すべてから稲を一株ずつ提供してもらいました。これはその後、一株ずつ、稈長(茎の長さ)、穂長、全長、枝梗数(米を付けた細い枝)、一穂粒数、止葉長、千粒重などなど、稲のすべてを計測、計量、分析し、会員全員分の「稲体の形態調査表」をつくるためです。
さて、今年の稲の育ち具合を鈴木会長に聞くと「今年はいいですよ」とのこと。その他、山田錦のエキスパートである永谷顧問は「すばらしい山田錦を見せてもらいました」。そして、評価をした土田杜氏は「ほとんどAランクでした」など、関係者の感想はどれも好ましいものばかり。どうやら、研究会のメンバーがつくる山田錦は、今年も大いに期待できそうです。

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