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花の舞で使う山田錦をすべて生産する契約農家の活動を報告する

静岡山田錦研究会 活動レポート35<2007年度>


 温暖な遠州地方でも厳しい冷え込みとなった1月30日、磐田市(旧豊岡村)のJA遠州中央広瀬支店において静岡山田錦研究会の今年最初の活動である勉強会が開かれました。この勉強会は平成16年から毎年この時期に行われているもので、今回で5回目。ほとんどの会員とJA遠州中央、JAとぴあ浜松の関係者、そして、花の舞から土田製造部長と事務局が出席しました。

  < 研究会独自の貴重なデータ類をテキストにして乗松相談役が講演。
充実の勉強会を行って今年の活動開始。 >  


勉強会に参加した会員のみなさん


今年の方針を述べる鈴木会長


花の舞の取り組みについて語る土田製造部長

講演する乗松相談役


講演を熱心に聞く会員


地域ごとの意見交換会風景

まず、鈴木良紀会長よりこれからの研究会の課題と方針についての話がありました。 鈴木会長は平成19年度の会員の作付け面積の合計が85ヘクタールで5,000俵弱の収量があったことを報告。平成20年度は作付け面積を増やす会員もあるため105ヘクタールとなり、収量が19年度より約1,000俵増えることになるだろうと述べました。今後については、「花の舞がどれくらいの量を必要とするのか、需要と供給のバランスをよく見極めていかなくてはならない」と述べました。
それに伴い、平成21年度の収量の予想を立て、花の舞との話し合いを持つために、会員各自の作付け面積を総会開催(3月)以降、早めに報告するよう会員に要請しました。
 また、栽培技術に関して、「みなさんのつくる山田錦はみんな姿、内容とも似通ったものになってきていますが、より優れた山田錦を栽培することをめざし、この勉強会で乗松相談役に講演してもらうことにしましたので、しっかり聞いて勉強して、今年の仕事に活かしてください」と会員を激励しました。

 つづいて、花の舞酒造(株)の土田一仁製造部長が花の舞の取り組みと考えについて述べました。
土田部長は今までは山田錦をたくさんつくってほしいということでやってきたが、昨年度は静岡山田錦研究会の山田錦が約5000俵となり、花の舞の年間の米の使用量約2万俵の約4分の1が山田錦となったと、花の舞における米の現状を語りました。 そして、他の酒米と比べ価格の高い山田錦を使うからには、しっかりとした商品を立ち上げ、次の花の舞をつくっていかないと、お互いにニコッとできる話し合いができなくなってしまう。花の舞ではそういう状況を踏まえ、山田錦を使った新商品を企画していたが、 この度、その内容が決まったと会員に報告しました。
さらに土田部長は、「生産者のみなさんには熱心に山田錦づくりをしてもらっているので、花の舞はこれからも山田錦を活かした酒づくりを行っていきます。コスト上昇分をどうやって吸収していくか、いろんな試練がありますが、私はまず、山田錦ありきでやっていくつもりです。毎年、しっかり意見交換をしながら、研究会も花の舞も発展していくことができればと思います」と述べました。

 この後は乗松相談役が講師となり「データ分析に基づく山田錦栽培の取り組みについて」と題して講演が行われました。勉強会では毎回乗松相談役の講演は行われますが、今回は90分という今までにない長時間となりました。
まず、乗松相談役をはじめ役員・事務局・会員が計測、計量して作成したデータ類が配布されました。それらは毎年勉強会に用意されるもので、「平成19年度山田錦稈基重および玄米硬度測定表」、「平成17年度・18年度・19年度山田錦栽培期の天気概況」、「19年度山田錦選別前全粒および稈基重関連値調査表」、「平成19年度山田錦稲体の形態調査表(全員分)」、「平成20年度山田錦栽培標準モデル・目標とする稲の姿」などです。
そして、今回はさらに、「着色米・変質米の発生を抑制するための資料」、「米の胴割れを軽減するための資料」、「米の輸入・販売に関する資料」「病害虫に関する資料」も用意されました。

乗松相談役はこれらのデータ、資料を使いながら、日本の米づくり農家を取り巻く諸問題から具体的な山田錦の栽培方法までをていねいに解説しました。 その中で、玄米硬度に触れ、「硬度数値の近い米を集めていっしょに精米すれば、効率的な精米ができるのではないか、また、どの位の硬度が最もいいのかが分かれば、全員の米をその硬度に近づけたい」と花の舞に提案しました。
最後に、今年の山田錦の稲の姿の目標数値(標準モデル)を発表するとともに、そうするための方法をレクチャー。「これで反収7俵いけるはず」と会員を激励して講演を終了しました。

 その後は、地域ごとに5つのグループに分かれ、会長、副会長がリーダーとなって栽培方法についてグループディスカッションが行われましたが、助言を求めたり、与えたり、また、提案をしたりと貴重な意見交換の場となりました。
最後はテーブルを囲んで昼食をとり、勉強会は終了となりました。

次回の活動としては3月に総会が開催されます。 どうぞ次回も「静岡山田錦研究会レポート」をご覧ください。

 
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