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花の舞で使う山田錦をすべて生産する契約農家の活動を報告する

静岡山田錦研究会 活動レポート33<2007年度>


 花の舞の地元、遠州地方(静岡県西部地区)で山田錦を栽培する契約農家のグループ「静岡山田錦研究会」の平成19年度最後の活動である米の成分分析会が11月21日、研究会の乗松精二相談役が営む磐田市のサンシャイン農場事務所で行われました。
これは10月に収穫した会員全員の山田錦(玄米)の一部を保管しておき、この時期にその成分を分析する研究会恒例の活動で、ほとんどの会員とJA関係者、そして、花の舞から土田製造部長らが参加しました。

  < 平成19年度の最後の活動「成分分析会」を実施。
3年連続、タンパク質含有率平均7.0%以下を達成。
>  


米を大きさ(厚さ)で分類する


一定量の米を容器に入れ、成分
分析機にかける


成分分析機に示されたタンパク質
含有量を記録する

全員の米が並べられて審査が行われる。


審査する花の舞土田製造部長


鈴木会長(左)と乗松相談役(右)

1粒の大きさ(厚さ)が2.0mm未満の米を減らすために
 成分分析会では会員を2班に分け、1班は米の大きさ(厚さ)を調べました。研究会では昨年度は2.0mm未満の米が全体の14.2%を占め、くず米となってしまったことから、平成19年度は1粒の大きさ(厚さ)が2.0mm未満の米を減らすことを目標としてやってきました。
測定は、まず一定量のサンプルの米を網目2.0mmの選別器に入れて、2.0mm以上とそれ以下に分けます。そして、更に2.0mm未満の米を網目1.95mmの選別器に入れて分別し、それぞれの大きさの米の量を測定します。こうして、全員の米が測定されました。
研究会の乗松相談役は「2.0mm未満の米の比率はできれば1桁に抑えたい。理想は7%程度です。ある会員の米はほとんどが2.0mm以上でした。その人の米は透明度があり、くすんでいない等すべてが良い傾向になっています。こういう人をお手本にみんなが見習えば、2、3年でその人のようなつくり方ができると思います」と語りました。
この、米の大きさ(厚さ)に関するデータは全員の分が平成20年1月までにまとめられ、勉強会で使用される予定です。

高い栽培技術力を米のタンパク質含有率で証明
 もう1班は成分検査を行いました。成分検査は成分分析機を使用して行われます。そうすることでスピーディーに米に含まれるタンパク質、水分、アミロース、脂肪酸などの量を計ることができます。中でも、最も重要視されるのが、米に含まれるタンパク質の量です。タンパク質が多いと酒にしたときに雑味が出てしまうからです。
研究会では発足当初からタンパク質含有率7.0%以下をめざしてやってきましたが、平成17年、18年と2年連続して全員がその数値をクリア。栽培技術力が向上したことを実証しました。
今年はどうかと会員も高い関心を示しましたが、結果は54人中わずか1人が7.0%を超えたものの、その他の会員は見事目標数値をクリア、高い技術力を保持していることを
証明しました。

19年度の優秀な山田錦を選出
 この日のもう一つの目的は平成19年度の優秀な米を選出することです。審査は生産者の名前が分からないように、玄米を入れた皿に番号を付け、テーブルの上にずらりと並べ、それを、研究会の鈴木良紀会長、花の舞の土田製造部長、JAの検査員がじっくり一皿ずつ観察してぞれぞれ1点選び、会長賞、花の舞社長賞、花の舞杜氏賞、そして、JAとぴあ浜松・JA遠州中央の農産物検査委員賞を決めました。選ばれた米の生産者は来年3月に開催される静岡山田錦研究会の総会において表彰されます。

栽培技術はさらに向上
 平成19年度の会員が栽培した山田錦の出来について鈴木会長に聞くと「米のふくらみが少し足りないものが多かったようです。それが、千粒重(米千粒の重さ)を低くし、収量を下げることにつながったと思われます。肥料を従来よりも少し増やしたにもかかわらず、収量のアップに結び付かなかったのは、天候の影響などいろいろな要素が絡みあっていると思われるので、今日の分析の結果や、会員個人が管理している栽培履歴表、12月に行う稲体の形態調査の結果などを連動させて検討し、対応策を考えていきたいと思います」と語りました。
また、乗松相談役はこの一年を振り返り、「技術は頂点まで行き着いたという感じがします。例えば、割れているお米の割合は年々改善され、今年は全体の0.12%に過ぎませんでした。これは、普通ではありえない数字で、誇れるものです。こういう優れたお米なら花の舞の杜氏にも安心して精米してもらえます」と、会員の技術の向上を称えました。

研究会の独自の精密なデータがつくられる
 成分分析会が終わった後には稲体の形態調査が行われます。そして、この一年間の各種データと連動させ、、会員一人一人のすべてのデータがまとめられるとともに、留意点、対応策なども記載された資料が新年1月に開催される勉強会で全員に配布されます。
これが、研究会が誇る独自の資料で、会員は毎年これを有効に活用して山田錦栽培に挑むのです。
次回はその「勉強会」をレポートします。
どうぞ、そちらもご覧ください。

  
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